仕事

定年後の仕事はどう考える?再雇用と再就職を比べるための準備

仕事用の鞄と二冊のファイルをそばに置き、テーブルで話す男女。
定年後の仕事
続ける条件と
次の希望を比べる

更新日:2026年10月14日 / 定年後の人生 編集部

先に、答え。

定年後の仕事は、今の会社で続ける再雇用と、別の職場へ移る再就職を同じ条件で比べられます。仕事・給与・勤務時間・通勤・契約期間を並べ、暮らしに残したい時間と照らし合わせます。

この記事で分かること

疑問がある方は、相談内容に合う窓口へ。

定年後の仕事は今の職場と新しい職場を分けて考える

勤務先で継続雇用される場合と、別の会社へ応募する場合では、確認する先が違います。まず今の職場の提示条件を確かめ、新しい仕事の希望と並べます。制度があることと、自分が望む条件で働けることは同じではありません。

表が画面に収まらない場合は、左右に動かして読めます。

最初に分ける選択肢
選択肢確認する相手と内容
今の職場で続ける勤務先へ制度、申出期限、担当業務と労働条件を確認。
別の職場へ応募する求人の窓口や企業へ応募条件と勤務内容を確認。
働き方をまだ決めない必要な収入や生活の予定を整理し、情報を集める。

出典:厚生労働省「高年齢者の雇用」 / 厚生労働省「高年齢者雇用安定法Q&A」 / 厚生労働省「概ね60歳以上の求職者の皆さまへ」

65歳までの雇用確保措置は、希望する給与が一律に維持されるという意味ではありません。70歳までの就業確保措置とも位置付けが違います。年齢だけで契約内容を予測せず、書面を読みます。

出典:厚生労働省「高年齢者雇用安定法Q&A」 / 厚生労働省「高年齢者の雇用」

定年後の仕事を同じ項目で比べる

月額の給与だけでは、働く時間や担当する仕事の違いが見えません。今の職場の条件と候補の求人を、同じ項目で書き出します。未提示・未確認の欄は、推測で埋めず空欄のまま質問にできます。

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二つの候補を並べる比較メモ
項目今の職場・新しい職場でそれぞれ書くこと
仕事担当業務、責任の範囲、今後変わる可能性。
時間・場所曜日、開始と終了、残業、通勤、勤務地の変更。
賃金基本給と手当、支払方法、提示された条件。
契約契約期間、更新の基準と上限。
開始まで申出期限、選考日程、勤務開始日。

労働条件の明示では、業務や就業場所の変更範囲も確認点です。有期契約なら、更新の上限についても読みます。新しい職場の採用が決まっていない段階では、求人票と契約条件を同一視しません。

出典:厚生労働省「労働条件明示のルール」

定年後の仕事と生活の予定を一緒に並べる

仕事以外に使う時間も、比較の条件に入れられます。通院、家族の予定、自分が続けたい活動を、曜日ごとに書き出します。次の表は、暮らしと勤務時間を重ねて見るためのメモ例です。

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予定から勤務条件を考える
予定仕事の条件へ置き換える例
定期的な通院必要な曜日・時刻、休み方を確認する。
家族との予定自分が担当する時間と、調整できる時間を分ける。
通勤片道の時間と移動方法を実際に調べる。
学習や活動続けたい曜日や頻度を、勤務日と並べる。

すべてを最初から固定する必要はありません。譲れない条件と、相談できる条件を分けると窓口へ伝えやすくなります。ジョブ・カードでも、これまでの経験と今後の計画を整理できます。

出典:厚生労働省 マイジョブ・カード「求職者の方へ」

定年後の仕事を決める前に集める書面

今の職場からは、制度の案内と本人の提示条件を確認します。新しい職場は、求人票を保存して面接や採用時の説明と比べます。条件が分からないまま選択肢を一つに絞る必要はありません。

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確認したい書面
場面集めるもの
継続雇用を検討就業規則、申出の案内、労働条件の書面。
再就職を検討求人票、応募方法、必要な書類の案内。
相談に行く希望条件、経歴、不明な点を書いたメモ。

出典:厚生労働省「高年齢者雇用安定法Q&A」 / 厚生労働省「労働条件明示のルール」 / 厚生労働省「概ね60歳以上の求職者の皆さまへ」

仕事探しを急いで決めない場合は、図書館の資料で関心のある分野を調べることもできます。学習や地域の活動から、次に試したいことを考えられます。

出典:文部科学省「図書館の設置及び運営上の望ましい基準」

定年後に何をするか、小さく試す方法も読めます。

定年後の仕事を相談するときの伝え方

会社には、自分に適用される条件と申出の期限を確認します。別の仕事も見たい場合は、生涯現役支援窓口に希望を伝えられます。両方の情報を集めた上で、未確認の項目を減らしていけます。

出典:厚生労働省「概ね60歳以上の求職者の皆さまへ」 / 厚生労働省「高年齢者雇用安定法Q&A」

今の職場で続けるなら再雇用制度の基本へ進めます。応募の準備なら定年後の再就職の手順を確認できます。

定年後の仕事についてよくある質問

再雇用と再就職はどちらが得ですか?

提示される条件と、自分が必要とする時間や収入によって違います。同じ項目で比べ、未確認の条件を質問してから考えられます。

まだ退職していなくても相談できますか?

生涯現役支援窓口は在職中も利用できます。窓口ごとの対象年齢と、利用方法を確認してください。

出典・確認した一次資料

個別の契約や制度の適用は、担当する公式窓口に確認してください。

次に知りたいことから、もう1本。

定年後に結び直す契約。65歳・70歳の制度と条件の違いを知る。 →求人選びから応募書類・面接・採用条件の照合までを順番に。 →曜日・時間帯・担当業務を分け、続けたい予定と仕事を両立する条件へ。 →

6つの質問で、希望と確認事項を整理する